【高崎市】セガサターンが置いてある唯一の城
小さい頃からゲームはずっと任天堂のものばかりしてきた
思い出に残るゲームはすべて任天堂のものである
そんな自分でも、記憶に残るCMは任天堂ではなかった
そう、セガだ
野球をする少年やクラブに集まる若者などゲームをしないものを一本背負いし、
最後はセガ本社を守るためロケットにしがみつき宇宙で散った柔道着の男
それこそ、せがた三四郎である
彼が命をかけて守ったセガの宝、セガサターンを飾る城が群馬にあると知り
我々はせがた三四郎の面影を求め、山へ飛び出した
セガサターンが眠る城の名前は「一郷山城」という城らしい
遺構を壊し道路を作り、史実とはまったく関係のない天守閣を作ってしまったという
城マニアからは非難轟々な城らしい
(公式サイトを見てみると、城という表記はなく「牛伏山展望台」と書かれているが、気分を盛り上げるためにも一郷山城という表記させてもらう)
城の評価なんて関係ない、せがた三四郎の魂に会いに行くんだ
かくして一郷山城へと車を走らせた
高崎の観音像を越え、山道を走り、牛伏山ドリームセンターというなんとも名前と建物がチグハグな場所を越え、ようやく我々は一郷山城に着いた
ここにセガサターンがある...
それだけで心が震えるのである
ドキッ
ドキッ
ドキッ
ドキッ
い、いた~~~~!!!!!!!!
ついに念願のセガサターンとのご対面である
せがた三四郎が命を賭してまで守ったものは、ここ群馬の高崎の地で眠っていた
と、いうわけで一郷山城である。
高崎市吉井町にある牛伏山の頂上にあり、牛伏山自然公園という名前の公園内にあり
立派に「展望台兼吉井町の広告塔」として機能している
3階建てになっており、1階が地域特産品の商会、2階が吉井町のカルタ、3階が展望台となっている
1階にある吉井町の特産品の紹介コーナーには
さきほどのセガサターンや、日本酒、お菓子などが飾られていた
他にもゴキブリ退治をする機械や工業用のコンパスなどが展示されている
なんともニッチな特産品である
また1階の階段付近には吉井町の商店・飲食店一覧がある
これがあれば吉井町散策していて空腹になった時にとても助かるであろう
食べログいらずだ、すごいぞ一郷山城
2階に登ると吉井町のかるたが紹介されている
隣接する琴平神社にも大々的にここのかるたの紹介があり、
地元の方たちにたいへん愛されていることが伝わってくる
なかにはセクシーなカルタも
ぜひこんな文化センターが日本全国に欲しいものである
とてもお城とは思えないインダストリアルな階段を登ると3階
群馬の山々を見渡せる展望台に到着である
もともとは狼煙台として作られたというこの城
一面を見渡せる小高い山の上に立っており、
当時は狼煙台として大いに役立っただろうなと思わせる風景だった
観光スポットでよく見かける望遠鏡はなんと無料で眺め放題
これだけの風景を好きなだけ眺められるのだ
ただ残念なことに刺青を入れた方はこの望遠鏡を使えないらしい
そう説明されたステッカーが貼られてあった、真相は謎である
こうして我々は、せがた三四郎の魂を感じ一回り大きくなって下山したのであった
入場料は無料
カーナビ、Googlemapでナビをする場合は「琴平神社 吉井町」で検索するとスムーズ
また午前9時~午後5時(冬季は午後4時)の間しか山道が使えないので注意