【栃木】なぞの穴!長岡百穴古墳
「百穴(ひゃくあな・ひゃっけつ)」と聞くと、
ニッチな場所好きな方は埼玉県にある「吉見百穴」を思い浮かべると思う。
実は、栃木県 宇都宮市にも「百穴」はある。
今回は、そこに行ってみた。
宇都宮市の北部、飲食チェーンがぽつぽつと並ぶ国道119号沿い
道路と畑のすぐ横に「長岡百穴古墳」はある。
日常風景の中に、唐突にあらわれるボコボコと開いた穴。
百穴のすぐ目の前は畑になっており、青々としたネギなどの野菜が植わっている
百穴の前には、細い道が整備されており穴の近くで見学することができる。
百穴側から見た景色
畑とチェーン店の看板が覗く
そして気になる「百穴」の穴のなか
穴のなかには、観音様が掘られている。
やる気のなさ気なタイプや
腕組みをしているタイプ
千手観音のようなタイプなど
このようにほぼすべての穴の中に、数種類の観音様が掘られている。
説明看板や県のサイトによると、この「長岡百穴古墳」は
7世紀前半に作られた家族墓的なもので、
壁に掘られた観音さまは後世(室町時代)になって掘られたものだそう。
「百穴」と呼ばれているが、現存する穴は52個だそうで。
この遺跡、歴史や遺構のスケールの割に柵などもなく入場料もなく
ほとんどほったらかしなのでは...と心配になるニッチな場所。
遺跡の前には専用の大きな駐車場があり、自動車で来るには最適
お好きな観音様を見つけたりと、一度訪れてみると楽しいスポットかもしれない